2010年5月21日金曜日

3dsmaxとMotionBuilder間でのやり取りメモ

次のプロジェクトでがっつりこの行き来がある予定。
しばらく間が空いたので、ちょっとまとめてみる。
MotionBuilder7とのやり取りになるので、
最新版だと、もっといい方法があるかも知れないが。

・スケルトンは標準のボーンで
bipedでも行き来は可能です。
が、最新のmaxでは修正されてるのかも知れませんが、
max8の時は首周りの動きがうまくインポートされないという不都合がありました。
その時の流れで、現在も標準のボーンで進めています。
また、MotionBuilderからbip形式で吐き出す際、
ひと手間増えるのも標準のボーンにした理由の1つです。
最近では、MAYAとやりとりする際にも、
標準のボーンの方が融通効くというのもあります。
要するに、汎用性が決め手です。

・IKのセットアップはしない
モーションキャプチャースタジオからアドバイスいただきました。
MotionBuilder上でこの手のセットアップは出来、
その動きをすべてボーンに焼き付けし、
maxへインポートしてくるためです。
仮に、max上でIKを付けた場合、
2重にIKの動きが付いてしまうイメージです。

・プロップ(武器など)はリンクさせない
こちらも上記と同じで、MotionBuilder上でリンクさせるからです。
同じく、max上でリンクしてあると、
2重に動きがついてしまうイメージです。

・ボーンにスケールは厳禁
ボーンの調整は位置移動でする。
スケールで調整した場合ですが、
例えば、
max上でボーンが70%→MBへ→MB上でもボーンは70%→maxへ→70%x70%=49%
という具合に、スケールが2重にかかってしまいます。
普段スケールを使用して調整している場合、
やってしまいがちなところだと思います。

・ボーンのローカルでのローテーション方向に注意
しっかりと、曲がるべく曲がる方向にしましょう。
特に、親指がミスしやすいかったです。
モーションキャプチャースタジオでの作業が、大変になるそうです。
無理やりに合わせることはできるような事は言っていましたが。

・MotionBuilder上でボーンとコントロールリグのみでのエクスポートが安定する
そのままでもインポートは可能です。
が、maxへインポート後に落ちることがよくあり、
ボーンとコントロールリグのみでいつもインポートしています。
それと、こちらもオブジェクトにスケールがかかっていると、
ボーンにスケールがかかっている状態と同じ現象が起きてしまいます。

・FBXファイルをインポートすると、環境のバックグラウンドカラーが明るくなる
最新FBXのバージョンでは、解消されています。

・太もも(UpLeg)と肩(Shoulder)のリンク先に注意
太もも(UpLeg)はお尻(Hips)へ、
肩(Shoulder)は一番上の背骨へ(Spine)へリンクしましょう。

・命名規則はしっかりしておくと楽
MotionBuilderでテンプレート作る手もありますが、
max側でいつもきっちりとMotionBuilderデフォルトのネームで付けています。

キャラの名前など:ボーン名

例えば、熊(kuma)キャラのお尻なら

kuma:Hips

となります。

以下サンプル画像(指は省かせてもらいます)













要するに、MotionBuilderでCharacterを制作し、
「Character Definition」を開らき、
ボーンの関連付けを行う一覧に乗っているボーンネームを割り当てればよい。

※ここの赤枠内

2 件のコメント:

  1. はじめまして
    いつも拝見させていただいております。
    ちょっと気になるコメントがありましたので、
    ご質問させていただきます。

    Motion Builderからbipet形式での出力は可能なのでしょうか?

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  2. Shoさん、はじめまして。
    レスがあるのに気づくのが遅れてしまい、
    大変申し訳ないです。

    解決しているかもしれませんが、
    7.5までは、BVHとしては出力可能でした。
    流れ的には、
    一度BVHにし、素のBipedに流しこみ、
    そこでbip形式にして保存します。
    ただ、首周りの動きが上手くこないバグがあったようで、
    Bipedに関しては、このために使用しませんでした。

    最近の2012のバージョンは、
    上記よりかなり簡単にいけそうな気はしますが。
    まったく触っておらずで、
    詳しくはわかりません。

    知っている限りは、
    このような感じです。
    多少、役立てていただければ幸いです。

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